ueelumenの健忘録

趣味の健忘記ですので内容は未保証です

座布団チューナーKenwood L-01を手に入れました!2

RFユニットの調整です。

Sメーターを見ながら76Mhz 90Mhz各トラッキング調整を最大になるように調整、

76MHz  L1,L2,L3,L4,L5,L6

90MHz  TC1,TC2,TC3,TC4,TC5,TC6

実際は近い周波数の放送を受信しながらSメーター最大になるように調整、

L17,L19,L19も高い方の周波数を受信しながらSメーター最大に調整。

トリマーの容量抜けは無いようですんなり調整が出来ました、

ですが何かおかしいのです、

音が微妙にノイズっぽい切れが鈍い、SメーターもフラフラしますのでLA1231Nを見ますと足が真っ黒!その他のICも足が黒いのでマイグレーションを起こしていると考察、足が黒いICの清掃ソケット化コンデンサー全交換を決行しました。


更にトランジスターも足が真っ黒の品が多く随時順番に清掃新品に交換です、

この機種は異様に部品の足が黒いのが多いですね、

もっと古いTU-555やTU-666でもここまで足が真っ黒では無かったです、

木製ケースや非磁性体パーツを多用しているのが原因でしょうか?

交換するコンデンサーやICが多いので大変なんですよ~

筐体も大きく重たいし木製ですから一寸打つけると傷が入るしで裏返すのも気を使います。

足真っ黒なLA1231Nを清掃しソケット化した時点でメーターのフラフラは治りました、

まだソケット化にしていないICも有りますが表から清掃用アルコールと歯ブラシで足を清掃しました、

ICの故障を疑っていましたがマイグレーションの大量発生が原因かな?

回路図を見ながら足の状態を確認して悪ければ交換をして各所の電圧もチェック其れを延々と繰り返し、

マイグレーション起こしていそうな部品は足を磨くか交換。

交換した膨大な量のコンデンサーです。

あれ?VR5を回してもIC9の一番ピンの電圧が変化無し?

D36がオープンになっていました、

SCAフィルターが動作していなかった様で交換したら7Vの電圧が出ました。

Q27 2SC1384, Q30 2SA684が両方グラグラでしたので再半田、

コンデンサーを総換えトランジスター、ICの足掃除一部ICソケット化でかなり綺麗な音になってきました。

この機種はフィルターの故障も多いそうで、

視聴ではフィルターの故障は無さそうですが心配なので外して確認しました、

それなりに黒かったのですが掃除して測定しました。

どうやら問題ないようです。 

 

NHKの放送を聞くと時より耳障りなノイズが入ってました、

SANSUI TU-555 TU-666 で聞くとかなり聞こえますが、

デジタルチューナーは対策済みのようで手持ちのKENWOOD KT-880F SONY ST-SA5ESでは殆ど聞こえません、

原因はFM文字多重放送(DARC)だそうで対策をします。

初めはVR5とL10L11の調整で対応したのですが受信中に切り替わるたびにプチプチノイズが入り駄目でしたので、

ひろくん様の公開された方法で対応しました。

R85を外しD36から470kΩを介してT4へ繋ぎます、

NARROW 時には見事にDARCノイズが消えて気持ちよくNHKでクラシックが聴けるようになりました。



では、

また。